在宅医療・介護連携相談支援室の活動報告

令和5年3月13日(月)2時~3時30分 第4回 東淀川区在宅医療連携研修会
テーマ「精神疾患、時代の流れとともに、変ったことは何?」
演題「精神疾患の方のコロナ禍での変化」
   訪問看護ステーション・といろ 荒牧 鉄男 氏
参加者31名

・サービス側が思うことは色々あるが本人の望みが大切であり、本人が何に困っているかを確認することが大切であることを改めて学びました。当事者を孤立させない、枠にはめない。

令和5年1月12日(木)14時~15時30分 第3回東淀川区在宅医療連携研修会

テーマ:「改めて学ぶ感染症対策」
内容 1)「新型コロナウイルス感染症の安全診療シークレット」
    作医院 院長、KISA2隊大阪メンバー 作 功一 先生
   2)個人防護具(PPE)の実践
    STY訪問看護ステーション 訪問看護師 河田 聖子 氏

・感染対策やPPEの実践研修会はこれで6回目となります。初めて参加された方も多く、「自己流のやり方をしていた」「先生や看護師さんのご苦労がわかった」「事業所でもう一度みんなでやってみます」「実際に着脱して、訪問に行くのが怖くなくなりました」「きちんと感染対策をしていれば感染しないことがわかりました」等々感想がありました。

令和4年12月24日(土)14時~16時 第45回 東淀川区の在宅医療連携を考える会

場所:東淀川区民ホール
テーマ:入退院を繰り返す心不全患者の連携を考える~地域で暮らし続けるために~
内容:区長挨拶
講演「みんなで考えてほしい心不全」 
   淀川キリスト教病院 循環器内科主任部長 高石 博史 先生
   心不全患者への地域での取組「在宅における心不全ケア」
    中城クリニック 中城 和也 先生
    中城クリニック居宅介護支援事業所 ケアマネジャー西村 艶子 氏
グループワークと意見交換
参加者40名

・心不全について、高石先生からわかりやすい説明がありました。心不全の入院患者は年に1万人ずつ増加しており、35%は1年の間に再入院すると説明をうけました。患者さんの中には入院し症状が良くなれば治ったと勘違いしがちで、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら進行していく。セルフケアが大切であることを改めて学びました。グループワークでは、東淀川版の「心不全手帳」を作成してはどうかと意見がありました。

令和4年11月30日(水)14時~15時30分  第2回 東淀川区在宅医療連携研修会 Zoom&座学

テーマ:在宅診療における感染対策とKISA2隊の活動から見えてきたこと 講演 1)「KISA2隊の活動からみえた東淀川区の医療とこれから」     旭区医師会 理事 KISA2隊大阪事務局 奥内科循環器科 院長 奥 知久 先生    2)情報共有・意見交換     ・東淀川区役所 保健副主幹保健福祉課担当係長 青木 直美 氏     ・訪問看護ステーションあんさんぶるサテライト リンク 我妻 いづみ 氏 参加者55名 ・KISA2隊大阪事務局長の奥先生から、コロナ自宅療養者への支援活動とそこから見えてきた東淀川区の現状についてお話して頂きました。その後、区役所保健師、訪問看護師から各々の立場でKISA2隊との連携や自宅療養者への支援の取組等について発表して頂きました。

令和4年11月10日(木)14時~16時 令和4年度 居宅介護支援事業所・医師会合同研修会

場所:東淀川区民ホール
参加者104名
テーマ「あらためて考えよう!在宅医療・介護連携」
内容 1)「東淀川区の在宅医療の現状とこれからの医療・介護連携に向けて」
     東淀川区医師会 在宅医療・介護連携相談支援室 コーディネーター 中畠 ひとみ
   2)「在宅医療・介護連携の現状と課題」
     ことはケアプランセンター 介護支援専門員 真辺 明彦 氏
   3)グループワーク

・昨年はコロナで中止となりましたが、今年度は感染対策をしながら対面で開催しました。  医療側・介護側それぞれの立場から講演した後、今後の在宅医療・介護連携についてグループワークをしました。  色んな意見が出ましたが、医師からは「意見書が届く前に連絡がほしい。意見書が届くことがわかっていたら、それに添って診察ができるが、診察が終わった後に意見書が届くと、次の診察までに期間があき意見書の記載が遅くなってしまう」という意見がありました。  介護側からは、医師との連携は取りやすくなった。しかし、一部の医師はレスポンスが悪かったり、ケアマネジャーの意見を聞こうとされない医師もまだまだいるとのこと。

令和4年10月15日(土)14時~15時30分 令和4年度 認知症多職種研修会

場所:東淀川区民ホール
講演「コロナ禍の地域医療・介護における認知症への影響」
   医療法人 圓生会 松本診療所ものわすれクリニック 
   理事長・院長 松本 一生 先生
参加者54名

・昨年に引き続き、松本診療所ものわすれクリニック 松本先生にお越し頂きご講演いただきました。
 コロン禍においては、物理的な距離を取りつつ、心理的には「寄りそう」あたりまえの支援が大切であることを改めて学びました。

令和4年7月23日(土)14時~16時 第44回 東淀川区の在宅医療連携を考える会 Zoom開催

テーマ:情報が届かない人に必要な情報を届けるために、自分たちは何ができるか。
内容:区長挨拶
講演 「新型コロナワクチンの接種状況から見える南西部圏域の社会的孤立の実相
    ~ヒアリング調査結果報告~  南西部値域包括支援センター 小川 広美 氏
   2.ヒアリング調査担当者よりコメント   淡路ブランチ 中嶋 雅美 氏
   3.グループディスカッション
参加者:52名

・国が出しているコロナワクチン接種に関するデーターを分析したところ、南西部圏域にはワクチン未接種の人が2,000人程度おられることがわかりました。コロナワクチンを接種しない理由は人それぞれですが、「どうしてワクチン接種を受けられないのか?」と疑問がわき、ヒアリング調査を実施することになりました。
この調査には、南西部地域包括、ブランチ、生活支援コーディネーター、在宅医療・介護連携支援コーディネーター、区役所地域課と会議を繰り返しながら取組みました。
今回のヒアリング調査のみで、新型コロナワクチン未接種の高齢者が、社会的孤立になっていると結論付けることはできませんが、可能性があることはわかりました。
「支援者が近隣にいない」「認知症などの症状がある」「介護保険を申請していない」などの問題を複合的に抱えておられることもわかりました。今後は、必要な情報を地域の方に届けるための取組を考えていきたいと思います。

令和4年7月19日(火)1回目/令和4年11月21日(月)2回目 区役所保健師・訪問看護師との意見交換・情報共有

コロナ第7波到来 今後の連携のとり方について話合った。
・区役所保健師 訪問看護師との意見交換・情報共有を始めるようになって6年が経過しました。これまでの顔の見える関係があったことで、コロナ禍でもつながりが途切れることなく連携できたのではないかと思います。
区内のコロナ自宅療養者への支援について話合いました。

令和4年7月14日(木)14時~15時30分 第1回「東淀川区在宅医療連携研修会」座学&Web

テーマ「コロナ時代、知っていますか?地域でおこなわれていた支援活動」
参加者74名
演題 1)「第5波・第6波における自宅療養者への支援活動について」
    東淀川区役所 保健副主幹兼保健福祉課担当係長 青木 直美 氏
   2)「健康観察事業における訪問看護師の支援の実際」
    訪問看護ステーションあんさんぶる東淀川サテライト リンク 管理者 我妻 いづみ 氏
   3)「開業医における新型コロナウイルス感染症の対応について」
    東淀川区医師会 副会長 辻クリニック 院長 辻 正純 先生

・コロナ禍での支援活動について情報共有し参加者で意見交換をしました。
 各々の支援活動を共有できたことで、連携強化につながり課題も見えてきました。
 東淀川区は、医療・介護・福祉等の連携だけでなく、行政がその輪に入って頂けていることが大きな強みだと思いました。

令和4年5月14日(土)14時~16時 第43回 東淀川区の在宅医療連携を考える会 Zoom開催

テーマ:ACP 支援する側に何を求められているか、何ができるかできるか。
内容:1.講演 「きれいにまとめない人生会議」
      淀川キリスト教病院 こぶしネットACPチーム 池永 昌之 先生
   2.ACP実践体験の紹介
      ・渋川医院 渋川 洋子 先生
      ・ビハーラこのみ苑 鈴木 加奈子 氏
   3.グループディスカッション
参加者:40名 

・死に方を考えるのではなく、生き方を決めるACP。
 そのためには、目の前の小さな願いをたくさん伝える⇒それを受け止めていく
 いっぱい話す、いっぱい聞く⇒つないでいく
 きれいにまとめない人生会議⇒決めてしまわない、変化していい
 その人の価値観・人生観の共有(家族・施設・地域)⇒日常の中でぽつりぽつり出てくる患者の価値観や希望を施設や家人を超えてつないでいくことが今後の課題。
・研修後のアンケートでは、内容について高評価をいただきました。
多職種でACPに取組んでいくためには、今後も連携強化に向けた取組みをしていきたいと思います。

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